外国人研究者招へい事業の概要
本日は、外国人研究者招へい事業についてご紹介いたします。
1.外国人研究者招へい事業とは
外国人研究者招へい事業は、諸外国の若手研究員に対して、外国人特別研究員と規定し日本の大学や日本の研究機関などで、日本の指導者のもと共同して研究を行う機会を提供する事業のことを指します。
この事業の目的は、外国の若手研究員の支援を行うとともに、自国の研究の発展、さらに諸外国における学術の進展に資することとされています。
2.プログラム内容について
外国人研究者招へい事業としては、5つのプログラムが用意されてます。
(1)一般外国人特別研究員
まずは一般外国人特別研究員です。こちらは博士号取得直後の若手外国人研究者を対象に、最大2年間日本の大学に受け入れる事業です。比較的短期間の受け入れにはなりますが、二度の募集が行われています。
(2)欧米短期の外国人特別研究員
次は、欧米短期の外国人特別研究員です。こちらは欧米諸国からの若手外国人に限りますが、博士号取得前後の若手研究員が最短1ヶ月から12か月間の内から任意の短期間日本の大学などに受け入れられる事業になっています。こちらの欧米短期の場合は年に4回程度の受付期間を設けています。
(3)定着推進の外国人特別研究員
次は、定着推進の外国人特別研究員です。こちらも博士号取得前後の若手外国人研究者を2年間日本の大学に受け入れますが、その後、外国人研究者を常勤職として採用することを促すための事業となっています。これまでのものが諸外国の研究者の育成が主な目的であったのですが、こちらは外国人研究者の育成だけではなく、日本に残ってもらうことにより、外国の研究などの取り入れなども行えるような制度になっています。
(4)戦略的プログラム
次は、戦略的プログラムと呼ばれる外国人特別研究員です。こちらは、主要先進国をはじめ、特定の国との間で、将来の活躍が期待できる大学院レベルの優秀な若手外国人研究者を短期的、戦略的に日本の大学で受け入れる事業です。こちらは、毎年どこの外国人研究者を対象にするかは違っており、今年はアメリカとスイスからの外国人研究者を招へいしています。
(5)JSPSサマー・プログラム
最後の外国人研究者招へい事業は、JSPSサマー・プログラムと呼ばれる事業です。こちらは他の外国人研究者招へい事業とは異なり、夏期の2か月間、日本へ欧米主要国の若手研究者を招へいし、日本の文化や研究システムのオリエンテーションと、日本側受け入れ研究者の元での研究機会を提供するものとなっています。欧米諸国にかなり多くの海外協力機関があり、それらの研究機関からの推薦に基づいて研究者を採用するようにしています。
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